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エルドランシリーズとは


 1991年4月から1994年2月までテレビ東京系で放送された、サンライズのロボットアニメの1つ。「絶対無敵ライジンオー」「元気爆発ガンバルガー」「熱血最強ゴウザウラー」の3つで、「エルドラン三部作」とも呼ばれる。3作品ともに地球を守る光の戦士エルドランが登場することからこう呼ばれている。また、2000年からはウェブ上で4作品目「完全勝利ダイテイオー」も展開される。
 姉妹作として「勇者シリーズ」があり、1990年代を代表するロボットアニメでもある。時間軸は放送年そのままの出来事で、3作品とも静岡県(恐らく沼津市あたり)が舞台であると推察される。第1作「絶対無敵ライジンオー」の企画段階での名称は「闘神ダリオン」(後に「サイキッド・シン」)
 史上空前の合体ロボットアニメブームの中誕生し、登場するロボットはどれも合体・変形を行う。そのカッコよさや子供が主役、また日常にあるものが非日常へ変わるという設定などから、当時の子供だけではなく大人たちにも衝撃を与え、大ヒットする。そのため、今でも熱烈なファンを多く持つ。

 3作品とも共通するスポンサーは玩具メーカーのトミーと菓子メーカーのカバヤ食品。
 また、共通する登場人物は以下の3人。


エルドランについて

出身地:当然地球
年齢:恐らく地球と同じくらい。
初出動:6400万年前(白亜紀末期)
第1発見者:星山吼児(地球防衛組)
性格:地球防衛のために学校や町を改造しまくる、1番メ○ワクなおじさん。でも子供が大好き。
    その他、「無責任」、「弱い」など、言いたい放題に言われまくる。
名前の由来:ライジンオ−のストーリー構成を手がけた園田英樹氏曰く、「ただ思いついただけ」とのことです^^;
              (2006/10/29 勇者&エルドランオンリーイベント「BRAVE Spirit・F」後夜祭にて)

2010/3/27 追記:「絶対無敵ライジンオー」の企画が立てられた際、エルドランは古代人という設定だったそうです。
              さらに剣王、鳳王、獣王の企画段階での名称が「ドラド」だったことから、
              「エルドラド」が由来の可能性が高いようです。(「闘神ダリオン」企画書より)

各作品について

管理人の個人的なお勧めポイントをご紹介します。
初めて見る方は参考にして頂ければ、と思います。

絶対無敵ライジンオー(TV放送:1991年4月3日〜1992年3月25日・OVA計4巻)

日常性:☆☆☆☆☆
ヒーロー性:☆☆
ロボット:☆☆☆
シリアス:☆☆☆
コミカル:☆☆☆☆ 

 言わずと知れたシリーズ第1作。その魅力は何と言っても等身大の子供達でしょう。地球防衛組18人それぞれに役割があり、「誰か一人でも欠けたらダメ」。それが戦闘でも見事に生かされていました。また、純粋に日常を描いたシナリオも毎回面白く、学校生活やその中での苦手克服など、非常に親近感を覚える内容です。サンライズ80年代のリアルロボットブームを経て、そのノウハウがメカ描写や緻密な設定にも生かされています。学校という身近な舞台が非日常的なロボットの基地へと早変わりする本作の醍醐味も、メカニックの細かな設定と学校(日常生活)のリアルな描写との相乗効果がもたらしたものであると言えます。

元気爆発ガンバルガー(TV放送:1992年4月1日〜1993年2月24日・OVA計1巻)

日常性:☆☆☆
ヒーロー性:☆☆☆☆☆
ロボット:☆☆☆☆
シリアス:☆
コミカル:☆☆☆☆☆ 

 シリーズ化するにあたって、2作品目というのは非常に重要だと思います。前作と同じだとマンネリ化してしまうし、全く別物でもファンが離れます。そんな中にあって「元気爆発ガンバルガー」はライジンオーの遺伝子を受け継ぎつつ、また違った魅力が詰まった作品です。小学生が活躍するのは言うまでもなく、そこからさらに一歩踏み込んで、ヒーローに変身してしまう。さらにドラマの舞台も“学校”から“町内”へと拡大しているのも大きなポイントです。またキャラクター・アニメ本来の動きをする主人公たちも、本作の魅力の1つだと思います。とにかく楽しく、観ると必ず元気になります。どちらかと言うと「大魔界」に近づきつつある現実の世界にあって、ぜひとも観て元気になっていただければと思います。

熱血最強ゴウザウラー(TV放送:1993年3月3日〜1994年2月23日)

日常性:☆☆☆☆
ヒーロー性:☆☆
ロボット:☆☆☆☆☆
シリアス:☆☆☆☆☆
コミカル:☆☆☆ 

 「3部作」としてはシリーズ最終作にあたる作品。町全体が舞台であったガンバルガーと異なり、ライジンオーと同じく主に学校を中心にストーリーが描かれています。ストーリーはライジンオーと同じく日常的な話が多いですが、各幹部との決戦や、特に物語後半はハードでシリアスな展開になります。シリーズ最高学年の6年生ということもあり、恋の話もちらほら。カップル成立率は随一を誇ります(笑)敵が機械化を名乗るだけあって、毎回登場する敵メカはどれも機械がモチーフになっており、前2作に比べて馴染めないかもしれません。しかしその分ザウラーズの”熱血”ぶりが際立っていると、管理人は思います。ロボットアニメの醍醐味であるバンクシーンもシリーズ随一であり、特に集大成ともいえるキングゴウザウラーの挿入歌に合わせたバンクシーンは20年以上経った今でも色褪せません。










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